遺族の方が『菩提寺(ぼだいじ)』という存在を初めて知るのも、今となっては珍しくないでしょう。
菩提寺とは先祖が帰依してきたお寺であり、『菩提寺』という決まったお寺ではありません。
お葬式では亡くなられた方の戒名付けや念仏、説話などお坊さんが出てくる場面も多くなります。しかし、菩提寺を定めていることで生前に戒名付けを始めとした打ち合わせを行うこともでき、スムーズにお葬式を進めることができるのです。
菩提寺は亡くなられた方はもちろん、祖父・祖母、曽祖母と先祖代々寺の宗旨に帰依し、奉仕を行い、位牌を治めてきたお寺でもあります。なので「知っている人は知っている。知らない人はまったく知らない」と言うのが実情です。
もし親族の方にお寺参りをされている方がいましたら、一度話を聞いてみるのもいいでしょう。
菩提には『死後の冥福』という意味があり、菩提を弔う、つまり「死後の冥福を祈って祀るお寺」が菩提寺の役目です。菩提寺は自分で決めることもできますが、先祖代々定めている菩提寺があれば、早めに訪ねることにしましょう。
近年では菩提寺が遠過ぎると言う方や、菩提寺そのものを知らない方もいらっしゃいます。
後者の方にはこのブログを通して菩提寺を知っていただければ幸いですが、前者に関しましては当社がお寺さんをご紹介することもできます。
ぜひ一度足をお運びいただき、宗派や希望の葬儀について、スタッフにご説明いただけますと幸いです。